すぐに眠くなる・脳は疲れる

お客様の中には、リハビリの最中に寝てしまうかたもいらっしゃいます

脳疾患の後遺症があると脳の機能の一部が失われているため、通常よりも大変、脳が疲れます

麻痺した手を動かそうとするとき、通常なら無意識に脳から信号が出てすっと動きますが、麻痺のあるかたは、たくさんの脳の神経回路ががんばって繋がろうとするため、必要以上に疲れてしまいます

少しドリルのような練習問題をしただけでも、脳が疲れて眠くなってしまします

また、手先や指先のリハビリは高度な動きなので、脳がとても疲れます

リハビリで正しい神経回路が繋がれば、ほかが頑張る必要がなくなり脳の疲労も軽減されると言われています

実際に、最初は、リハビリ中寝てばかりだったお客様が、数回のリハビリのあと、ほとんど寝なくなられてリハビリに集中されるようになっています

「怠けている」「寝てばかりいる」とご家族は思うかもしれませんが、「普通より疲れるんだな」とご理解ください

 

当センターでは、眠くならないようにお客様ひとりひとり、リハビリやトレーニングの順番を考えておこなう、眠くなったら別の動きをする、など、工夫しておこなっております

また、山元式鍼灸ではリラックスよりむしろ覚醒、脳をしっかりさせることを主柱としています