人類には聞こえない音ー超音波治療器について
超音波治療とは、人の耳に聞こえない周波数帯(20kHz以上)、超音波を用い、この機械的振動による温熱作用や 機械的作用を利用した治療法です。
超音波の生理的な作用は、温熱的効果と非熱効果(機械的効果)に分けられます。
温熱効果としては、
- 組織の伸展性を高める。
- 血流の改善を行い循環不全による疼痛緩和を行う。
- 筋紡錘の緊張をなくし筋スパズムの改善を行う。
- 骨格筋の収縮機能を改善するなどか挙げられます。
一方、機械的効果としては、
- 微細振動による細胞膜の透過性や活性度を改善させ、炎症の治癒を高める。
- 細胞間隙の組織液の運動を活発にして浮腫を軽減させる。
という効果があります。(メーカーHPより)
1秒間に100万回~300万回の音波振動を分子に与えることで上記のような効果があります
また整形外科などでは骨折治療にも利用され、通常より40%早く改善するそうです
有名プロ野球選手やアスリートも骨折治療に利用しているそうです(整形外科での治療になり、当センターでは骨折治療はできません。)
他の治療機器と違って、炎症がある部位にも利用できる、骨や関節にも利用できることが超音波の強みで
当センターでは、上記の効果のほかに、
痙縮(こわばり)をゆるめるためにも超音波を使っています
また、顔面麻痺のかたにも鍼灸の前に使用します
「いつもご飯がこぼれていたのに、こぼれなくなった」「よだれが出なくなった」とおっしゃるお客様が多いです
当センターでは、従来の1MHzと3MHzに加えて、0.75MHzという深さ9センチまで届く最新式の超音波を利用して、臀部など、指が届かない場所の筋肉への使用が可能です
ペースメーカーや人工関節使用、悪性腫瘍の罹患経験者などには使用できませんので、先に、既往症などについ伺います